2016年05月04日

そのダイヤモンドは宝石として光りますか?

宝石としてのダイヤモンドは、非常に硬い「原石」を人の手で研磨(カット)することで、光り輝く存在となります。その点では「加工する人間が好き勝手にデザインする」「好きな形に加工する」ことができます。ただしとても硬いので、研磨して削り出しやすい面(ファセット)と難しいファセットがあります。
そしてカットの結果、何かの模様が見えることがあるかもしれません。もし「我が家の『家紋』が見える!」というダイヤモンドに出会えたら、それはその人にとって意味のあるダイヤモンドとなることでしょう。

ですがそうやってカットしたダイヤモンドが、身につけたときに光り輝くか、持つ人の魅力を引き立てる「宝飾品」となるか、は、また別の問題ではないか、と思うのです。ルーペや顕微鏡で見たときに「何かの模様が見える」ということも「付加価値」として重要なのかもしれませんが、「身につける宝飾品」として周囲に印象づけることも「宝石の機能」としては(最も?)重要な一面ではないか、と。
当店主は、ダイヤモンドは宝飾品に加工した時に、その輝きが見る人の目に入り、強烈な印象を与えることが大切、と思うのです。それにはルース(裸石)や指輪など現物を見て頂くより他にありません。(当店にはルースダイヤモンドの「測定装置」があります。)

「宝石として輝く」ことと「何か意味のある模様が見える」ことが両立すればよいのですが、「一方を重視したら他の良さが下がった」場合には・・・?それはお買い上げになるお客様にご判断して頂く以外にありません。
posted by アウロラダイヤモンド at 17:09| Comment(0) | 提案
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